一般社団法人 全国パーキンソン病友の会
愛知県支部
(愛知県パーキンソン病友の会)

太陽の塔

会長  黒岩 芳彦

原稿を書いている今、新型コロナウイルスの全国合計陽性者数が増えています。日頃のPDの体調管理に加え感染予防に、会員やご家族の皆様の心労は大変なものと思います。どうぞご自愛くださいませ。


動画配信で『太陽の塔』という作品を見ました。『太陽の塔』は、岡本太郎氏の芸術作品であり建造物で、1970年開催された日本万国博覧会/大阪万博シンボルゾーンのテーマ館です。この塔の頭頂部には黄金に輝き「未来」を象徴する【黄金の顔】、「現在」を象徴する正面の【太陽の顔】、「過去」を象徴する背面の【黒い太陽】と言う3つの顔を今残しています。2020年には登録有形文化財に登録され、今も万博記念公園にその存在感を強く放っています。


この万博開催の時、私は小学校5年生でした。日本中がお祭り騒ぎであった記憶は、今でも強く残っています。「人類の進歩と調和」というテーマに、科学技術の進歩により私たちは、健康で豊かな生活の社会になると未来を見ました。たしかに、動く歩道・電気自動車・携帯電話等現代に普及した製品は多くありますが、未だにわが身が満たされないのは、欲望なのか更なる追求の何者かでしょうか。


大阪万博から50年が過ぎようとしている今年、新型コロナウイルス感染症とその溢れる情報で、不安と混沌とした社会状況はそのまま年を越しそうです。1970年から日本を見つめていた『太陽の塔』の【黄金の顔】が、どの様な2021年を語るかは、私たちの意志と行動にあると思います。