一般社団法人 全国パーキンソン病友の会
愛知県支部
(愛知県パーキンソン病友の会)

読 書

会長   黒岩 芳彦

秋の楽しみは『味覚の秋』『スポーツの秋』と多くありますが、秋の夜長には『読書の秋』を楽しむのはいかがでしょうか。その由来を探ってみると、中国唐時代の詩人韓愈(かんゆ)の漢詩である「符読書城南詩」の中に出てくる

「秋になり、長雨も晴れあがって、新鮮な涼しい気が城外の村の家々に入り込むようになった。これからは書物を紐解くこともできるだろう」という詩の一節と言われています。昔の人も暑い夏を避けて、ゆっくりできる秋に読書を楽しんでいたのですね。


私は書店に行くと、フィクションにノンフィクション、推理小説、歴史小説とジャンルに関係なく購入します。本とのつき合いは、一目惚れもあれば相性の良い悪いもあり、長いつき合いも出てきたりして、人間関係と同じですね。棚を眺めながら何冊か手に取り、そこから思わぬ出会いがあった時の喜びが、書店にはあります。最近は、ネットで本を購入することも多くなり、電子書籍もよく利用しています。電子書籍なら数百冊の本をタブレット一台で持ち歩けて、いつでも読みたい本を手に入れることが出来ます。ネットでは感想や評価でお薦めの本を紹介してくれますが、これはあくまでも他人の評価です。やはり書店での本の出会いには、ワクワクするものがあります。


書店の数が大きく減っていて、特に街の本屋さんがどんどん姿を消しています。ネットでの購入や雑誌売り上げの大幅減少、販売ルートなど様々な問題がありますが、書店数減少の割合に比べて、総売り場面積は減少していません。蔦屋書店など複合型サービスの書店が出来て、そこには意外な本との出会いが出来るような、陳列やサービスが考えられています。カフェと書籍売り場が併設されている『ブックカフェ』は、美味しいドリンクを楽しみながら、店内の本を自由に手にして読むことが出来ます。


10月27日から11月9日は読書週間です。この機会に書店に行って本を楽しんでみませんか。同じ本を読んでも思い描く世界や感想は、十人十色です。笑うも涙を流すも、怒るも歓喜するも自由です。