一般社団法人 全国パーキンソン病友の会
愛知県支部
(愛知県パーキンソン病友の会)

~家でもできる音楽療法~

本町クリニック 音楽療法士 小川尚子、中島千尋、服部優子

1.NHK「ラジオ体操」の曲に合わせて口腔ケアをしましょう(毎日)

皆さんもよくご存知の『ラジオ体操第一』の曲を用いて、発声や嚥下を改善する口腔ケア体操を、当院のリハビリスタッフ全員で作成してみました。
テレビやラジオを視聴しながら行う場合は、元の体操と違うので、合わせにくいかもしれません。そこで、動画付きバージョンを載せました。鏡をみながら、大きな動きで行うといいでしょう。

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2.ベートーベンで音楽療法

今回は「ベートーベンで音楽療法」。そう、今年はベートーベン生誕250周年、音楽界ではベートーベン関連の音楽祭や演奏会がたくさん予定されていました。しかし、コロナのおかげでその演奏会もほとんどが中止あるいは延期になってしまいました。残念です。私もしばらくベートーベンの曲を弾いていなかったのですが、今年は昔弾いたベートーベンのソナタをいくつか練習し直したり、アンサンブルでもベートーベンの曲を練習したりしています。

①『エコセーズ』で首・肩のストレッチ、歌唱の準備

6つのエコセーズ、2拍子からなる舞曲。私が子供の頃から大好きな軽快な曲ですが、音楽療法を始めた20年前に、この曲のリズムがパーキンソン病のリハビリに使えると思い時々使用しています。以前作成したDVD「毎日少しずつ音楽療法」の中にも入っていますが、少しアレンジしました。歌う前には、肩や首を軟らかくし、顔面の筋肉をほぐし口角をきちんと動かすことが大切です。これらの動きを一つずつ6つのエコセーズに合わせて考えました。動画を見ながら、なるべく大きな動きで行うといいでしょう。

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②『トルコ行進曲』でリズムの訓練

トルコ行進曲と言えばモーツァルトも有名ですが、ベートーベンも劇音楽「アテネの廃墟」の中に書いています。今日は簡単にアレンジされたハ長調版で弾いています。この曲もとても拍を感じやすいので、リズムの練習になります。動画を見ながら行って下さい。手と足が違う動きをするところはデュアルタスク(二重課題)にもなります。パーキンソン病の方は二重課題が苦手とされています。テンポを80,90,100で作りました。自分の合わせやすいテンポを選んで行って下さい。リズムを聴くだけでもメトロノームのような訓練効果があると思います。

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