一般社団法人 全国パーキンソン病友の会
愛知県支部
(愛知県パーキンソン病友の会)

パーキンソン病は、イギリスの医師、ジェームズ・パーキンソンが200年前の1817年に「振戦麻痺」として発表し、130年前の1888年、フランスの神経学者シャルコーが「パーキンソン病」を提唱して「パーキンソン病」と呼ばれるようになりました。
およそ100年前の1919年、パーキンソン病の病巣が中脳の黒質にあることが発表されました。
そして、およそ60年前の1960年に、パーキンソン病患者の中脳線条体でドパミンの減少が報告され、ドパミンの前駆物質、L-ドパでの治療が始まりました。
しかし、黒質変性の原因はまだ判っていません。また、脱落、変性した神経細胞を増やし、若返らせることはできず、そのため完治の方法は確立をみていません。
近年の薬剤治療法、手術法の進歩によって、パーキンソン病は、余命宣告される病気ではなく、天寿を全うできる病気だといわれるようになってきました。
しっかりと病気と向き合い、希望を持って病前と同じように、明るく楽しい毎日を過ごせるように共に努力していきましょう。

気になる症状が出てきたら、神経内科を受診しましょう

神経内科専門医
http://www.kktcs.co.jp/jsn-senmon/secure/senmon.aspx?ken=23
○運動症状
  • ・手足が振える
  • ・筋肉がこわばる
  • ・動きがゆっくりとなる
  • ・姿勢を保てなくなる
○前駆症状(自立神経症状)
  • ・便秘じゃなかったのに便秘がひどくなってきた
  • ・においが感じなくなってきた
  • ・眠っている時、大声で叫ぶ、暴れる(レム睡眠障害)
  • ・うつ(顔の症状が乏しくなってきた)
  • ・疲れやすい
  • ・排尿障害
  • ・起立性低血圧