会長 黒岩 芳彦
今年も新年を迎えることが出来ましたが、年々正月風情も変わってきました。そう言えば年賀状も子供が小さい頃は、プリントゴッコを使って家族総出のイベントでした。今ではそれは、LINEやMessengerに変ってきました。さらに文面には「本年をもちまして年賀状でのご挨拶は失礼させていただきます」との言葉が目立つようになり、さみしさを感じます。
「一年の計は元旦にあり」と言われますが、皆さんの心には決めたことがありますか。それは今の自分が出来るか出来ないかではなく、やりたい・行きたい・感じてみたいという事です。病気を持つ者だからもう出来なくなったと諦めるのは早いです。「一年の計は元旦にあり」は、物事は初めが肝心。しっかりと計画を立てて着実に行え」ということです。自分では出来なくなったと諦めた事も、違う方法を知らないのでは、見方を変えてはどうでしょうか。
それでも病気は残酷です。やはり出来なかったと思うこともあるでしょう。しかし、何かを心に決め行動する事は、自分を観察して評価することにつながると思います。様々な知識も得られていく事でしょう。ただ悶々と病気に向かうより、自分らしく生きていけると思います。一年の計がまだの方、まだ時間はたくさんあります。
今年も同じ病気を持つ仲間の出会いの場として、楽しく笑って、時には涙する場を作っていきます。