一般社団法人 全国パーキンソン病友の会
愛知県支部
(愛知県パーキンソン病友の会)

明けない夜はない

会長 黒岩 芳彦

「明けない夜はない」とは、悪いことはいつまでも続くわけでなく「いつかは必ず良いことがある」という名言です。「止まない雨はない」「日はまた昇る」も、近い言葉でしょうか。人生を振り返れば、最悪という状況もいつかは抜け出していました。良いことと悪いことの繰り返しでした。

でも、その夜が長かったらどうですか。いつ明けるか分からないとどうでしょうか。パーキンソン病と診断され、落ち込んでこれからの人生に悲観するというお話はよく聞きます。人生を楽しむなんて、考えられないと思うかもしれません。夜が明けてもどんな朝が来るか怖くて、ただ耐えて朝も夜も過ごしていないでしょうか。人と会うのが怖い、趣味も楽しめない、食事もおいしくないと、家の中でじっとしている。

夜は必ず明けることは、分かっています。ならば、どうすれば明るい朝を迎えられるか、考えてみませんか。薬の知識や体の動かし方、同じ病気の方の経験や知恵などを知る事で、ただパーキンソン病を怖がるのではなく、病気への向き合い方が見えてくると思います。この会報にはその知識や経験・知恵があります。「諦めない」でください。

パーキンソン病当事者の商社マンの実話から生まれた映画「いまダンスをするのは誰だ?」が、4月12日(金)まで、名古屋駅西側にあるシネマスコーレで上映されています。上映時間は午前11時40分から12時30分です。午前9時20分頃から当日分のチケット兼整理券が販売され、上映時間の10分ほど前に整理券の番号順に入場となります。会報がお手元に届く頃には、数日の上映となっています。